


pancake hausの壁です。モアブはアウトドアスポーツが盛んで、
特にサイクリングは手軽なレジャーのようです。


おいしいです。でも3/4が限度です。


外観
フロントで気になる今日の天気を聞くと、寒いが晴れとのこと。ガイドブックによると、デリケートアーチはサンセット時が最高とのことなので、とりあえず昨日行けなかったダブルアーチと、相方がひかれているランドスケープアーチを目指します。


デリケートアーチがオープンしていることを願います。
ゲートに恐る恐る近づくと、やっぱり今日も閉鎖





あ〜あ

ダブルアーチの駐車場に着いてまずはトイレを済ませます。ぼっとん!でした。鼻から息を吸わないように中へ入り、蓋を開けて中腰になると下から冷た〜い風が。どんな臭いなのか考えると恐ろしい。外は結構寒く持ってきたダウンを着ました。
ダブルアーチはすぐ目の前にあり、でかい!ガイドを見ると朝がベストとのこと。特に調べずベストなタイミングで来れた事がうれしい。足場は不安定でしたが、奥のアーチに登ってみます。


駐車場からすぐです。


自然の力に驚きです。


降りるのが恐かった。


し〜んとしています。
次はランドスケープアーチを目指します。途中ファイリーファーニスが見えるポイントでも撮影会。さわやかな朝です。


デリケートアーチは閉鎖
ランドスケープアーチへ行くためのデビルスガーデンのトレイルヘッドへ到着。普段は駐車の場所を探すのが大変なほど混雑しているらしいが、朝早いからかガラガラ。早起きは三文の得です。


ランドスケープまでは往復1時間のトレイル


いざ出発〜!
ランドスケープアーチは、ザイオンのコロブアーチに次いで世界第二位の大きさとのこと。数年前岩版が崩落したようで、真下までは行けませんが、横に長いのにアーチが細い!芸術的です。地面をドンとたたけば崩れてしまいそう。すばらしいです。


細い!
ダブルオーアーチまでは1.2マイルとの表示。午後はデリケートアーチに行けることを願い、体力を温存するためあきらめます。マップによると、近くにウォールアーチ、ナバホアーチ、パーティションアーチがあるようなので行って見ます。足場が不安定な狭い岩山を登っていきます。


ウォールアーチ
パーティションアーチはまさに岩山と絶景とを隔てるパーティションでした。アーチの向こうはドライブしてきた道。絶景を覗き込む窓のようです。爽快で疲れも吹き飛びます。


まさに絶景とのパーティション
ナバホアーチはナバホ族の住居であるホーガンに似ているから名づけられたのでしょう。上部が開いています。


水溜りで近寄れずがっかり
折り返し、再びランドスケープアーチで撮影会。何度見ても飽きません。こんな芸術的なアーチも数年後には原型を留めていないかもと思うと離れられません。と言いつつおふざけ写真の撮影に精を出します。


つついてみました

せっかくなので帰り道にあるパインツリーアーチとトンネルアーチにも寄ってみます。


トンネルアーチ


パインツリーアーチ。下に松の木があるからですって。
トレイルヘッドに戻った頃には気温も高くなり正午を過ぎました。駐車場は混み混みです。午後にはデリケートアーチが閉鎖されていないことを願いながらアーチーズを離れます。


アーチーズを自転車で周るのは大変



アーチーズから見たモアブの町
公園の入り口付近はヘアピンカーブが続きます。
ランチはいいかげんアメリカンにも飽きたので、ナビでサーチしチャイニーズに決定。ビュッフェスタイルで実はホテルの目の前にありました。品数も多くデザートもあり大満足。トレッキングの後の食事はうまいっす。フルーツ類をほどんど食べていなかったので、ここぞとばかりにメロンを飲むように食べます。今朝化粧後に洗面の鏡で感じた肌の凹凸感。ビタミン不足のせいだと信じたい。


久しぶりの餃子はうまい

一度ホテルへ戻り、午後の予定を検討。キャニオンランズ国立公園やデッドホースポイント州立公園へ行く案もあったが、相方が疲れ果てた様子であったためしばし昼寝。気づくと16時になっていました。デリケートアーチに行くにはベストタイム。
ガソリンを補給して再びアーチーズへ。3度目の正直なるか!?とドキドキしながらゲートに近づくと注意勧告の看板がない




朝置いてあった看板がありません

目的地までは昨日から何度も通った道。距離はありますが運転も手馴れたもの。でも太陽の方向が変わって景色も違って見えます。何度通ってもドライブに最高のロケーションです。
トレイルヘッドはウォルフェランチ。距離は4.8キロ、往復2,3時間のトレイルです。駐車場は一杯です。みんな私と同様に心待ちにしていたのね。


3度目の正直です。
白いロンTにグレーのパンツ。ピンクのアウターと自分のファッションにも満足。勾配のある岩肌を進みながらも撮影は忘れません。


勾配がきついです。
途中この後は楽だよと教えてくれたおじさんの言葉を信じながら前へ。
できるだけ自然をいじらないようにしながらも、岩を階段状に整えてあるトレイルもあります。しかしこのアーチの発見者を尊敬します。足場も不安定でいつ崩れるかも知れぬ岩山を進みよく発見できたものです。道を整備する時に事故がおきていないといいけど。


この断崖を抜けると・・・
約40分後にようやくアーチが見えました!大空に繊細な曲線を描いています。大勢の人がいましたが、右側から聞こえるのは明らかに関西弁。「何でこんなに日本人が多いんだ?」ですって。日本人って海外で日本人を見かけるとなぜか敵視するのよねぇ。外人は同郷の人を見つけると楽しくおしゃべりしたりするのに。こんな自然の神秘さを目の前に文句言わなくたっていいのに。ねぇ。


やっと着いた〜

撮影待ちのカップルに近づき、写真を撮りましょうかと話しかけます。えぇ、自分達も撮って欲しい気持ちもありましたです。撮影者で混雑していますが、ようやくカップルの番になり、ズームしたり縦に横にと、ベストショットを撮るために最善を尽くします。反対に撮ってもらった写真を後でチェックすると、同じようにズームありのショットで満足。ズームしないと顔が全然分からないほどアーチがでかいのです。


私です。アーチがいかに大きいかが分かります。
サンセットを見届けるため、撮影が終わっても多くの人がその場に座っていました。近くで座っている女性がかじっていたのは恐ろしいほど真っ赤なりんご。ちゃんと洗って農薬をふき取っているのか心配です。
しばし夕日に映えるアーチを眺めてから、引き返します。でもやっぱりもう一度見たくなり戻ります。斜面にたたずむ赤く染まったアーチは美しかった。何度も足を運んだ甲斐がありました。しっかと目に焼きつけ、後ろを振り返らずに帰ります。


真っ赤に染まるアーチ。さようなら〜!
駐車場に着くころにはあたりは真っ暗。ベストな時間配分で帰ってこれたことにまたもや満足。
トレイルによるものか空腹感を感じ、ホテルへ帰らず近くのサブウェイへ。油っこくなく、多少なりとも野菜を取るにはサブウェイぐらいしかないのです。横のガソリンスタンドでビールも購入しホテルでいただきます。


運動の後のビール最高

昨日から3度もアーチーズを訪れたが、いくつものアーチを堪能でき、午前午後とトレッキングで健康的な1日を過ごし、開けた台地の間を通る爽快なドライブを楽しめ、まさに堪能しつくしました。旅行の日程上から組み入れたアーチーズ国立公園であったが、本当に来て良かった。満足です。